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Channel: スポーツナビ+ タグ:ファンペルシー
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本田が苦戦した戦術を使ってきたオランダ代表!

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 以前、自分が『現代サッカーでは、逆足の必要性がより増したのかもしれない。』という題名でブログを書いた。その時にちらっとしか書いていないが、本田が苦戦した戦術をオランダ代表は、アレンジしてスペイン代表と戦った。結果は1-5というまさかの大差。まさか、オランダ代表がこの戦術を使ってくるとは思わなかったし、ここまでスペインに対して大差で勝てるような戦術だと思わなかった。 まだ90分見てなくて書くのは申し訳ないですが、時間の都合上書かせてもらいます。 イタリアのリーグでミラン相手にやってきた戦術なのだが、どこのチームがやってきたのか忘れてしまって申し訳ないです。イタリアで3バック(実質5バック)は、増えてきている。以前の引いて守るような5バックではなく、前にプレッシャー(多分フォアチェック)を掛けます。4バックの時はかわされるとギャップができやすく裏のスペースを突かれることもあります。しかし、実質5バックだと一人プレッシャーに行っても、ディフェンスラインに4人いるので、スペースやギャップを与えづらくなります。その為、躊躇なくプレッシャー(フォアチャック)をボール持っている相手に対してすることができ、ボールを奪ったり、前を向いてプレーさせることを短くすることができます。ボールを持ちそうなときにプレッシャーを与えるので、ボールを持っている相手選手は、前を向きづらい。守備的な戦い方ではあるが、攻略が難しく、自分が思いつく弱点は、ポゼッションが悪くなるのと、攻撃に人数をかけ辛いこと、ウイニングハーフとボランチに運動量がかかるのではとしか、推測が立たない。守備をどうやって攻略すればよいのかが難しい。サイドをドリブルで突破するぐらいしかないのではないかと思ってしまった。本田も、このプレッシャーの掛け方をやられ、ボールロストがかなり目立っていた。サイドにいても真ん中にいても、ボールをトラップしたり、前を向く瞬間にプレッシャーを与えられ苦戦した。 この、戦術をオランダ代表ファンハールは、フォーメーションやディフェンスラインの高さなどをアレンジして、イタリアで使われている戦術よりも攻撃力を上げて使ってきた。スペイン対策と言っていいほど研究してきて、スナイデルがトップ下をやったのだが、守備の時は、トップになり3トップの形で、ディフェンスラインにプレッシャーを与えた。 スペインは、バルサでやっているように、ビルドアップするときに、3バックになることが多い。数的有利を作る為だが、3人でプレッシャーを掛けられると数的有利が作れなくなる。バルセロナはどこかのチームに(多分CL戦のレアルだったような)、3FWでプレッシャーを与えられ、ビルドアップが上手くいかなかったということがあった。それを考えてオランダは2トップとトップ下を置く布陣にして、ディフェンスラインに3人でプレッシャーを与えやすい布陣にアレンジした。ただ、完全な3トップの形ではなく、ブスケツについている時間帯もあった。 あと、アレンジしたのが、ディフェンスラインの高さ。イタリアでは、実質5バックで戦ったチームで、ディフェンスラインを高くするチームは多くなかったが、オランダ代表はディフェンスラインを高くして、よりプレッシャーに行く距離を短くして、プレッシャーをかけ易くした。あと、理由はわからないけどボランチを高い位置に置いた。 オランダ代表に、ロッペン、ファンペルシー、スナイデルという、個人で打開できる選手がいたのも、この布陣が機能した理由と言えそうだ。普通の5バックなら守備的になりすげてしまう。それを、ディフェンスラインの高さと、前の選手のクオリティーで修正するあたりはさすがだと思う。 もしかしたら、ブラジルにまで勝てるのかではないかと思わせてしまうような結果だった。 しかし、スペインはペドロをスタメンで出場させなかったことと、ヘススナバスの怪我、バルデスの怪我が、かなり大きかったように感じる。

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